EGOIST。
2011年秋から翌年冬にかけて放送されたアニメ『ギルティクラウン』。その作品中に登場する音楽ユニットだ。最近ではフジテレビのアニメならOKみたいなノリで『PHYCHO-PASS』にも登場していたが
歌パートの担当は同学年(年齢は1つ下)のchelly。
2013年の年末にシンガポールで初のライブを敢行。このライブツアーの1週間前にはインドネシアでのライブを成功させている。我がTwitter支部のタイムラインにも、感動の声が寄せられていた。
そんな彼女が海外2か所での経験を経て、初めて日本でライブを行う。
デビューから2年半。現在と未来をつなぐ歌姫が、日本で初の夜宴を開催する―――。
場所は我がホームグラウンド、大阪。これは行くしかない!
当日は授業ではあるが、そんなことは知らん!(こら
それではイベンター2年目開幕戦となった、当日の模様を見ていこう。
授業は集中講義。4コマ連続だが3コマ終わった段階での離脱を申請。事情を聴かれたが何とか濁して(こら 3コマで離脱、出発! しかしこのときは、この中途半端さが後々痛い目を見ることになるとは予想もつかなかった。
物販開始時刻であった15:30に会場到着。この段階ですでに物販待機列はなんばHatchの螺旋階段の最下点まで到達。その後もどんどん伸びる待機列は2回圧縮があったものの、15:54に圧縮があってからその後30分(計算上は35分か)全く動かずにまさかのライブ参加し始めてから初めての物販タイムアップ・・・orz
ブログでも言及したが、事前物販1時間はちょっと短いような気がした。まあ国内初ライブだし、多少はね? と言っていたら次の東京公演から30分前倒しで90分+限数設定に!EGOISTスタッフ、有能。
というわけで、気を取り直してメルマガ先行予約特典の引換場所に・・・って最後尾どこだよ!
なんとか無事引換を完了したところですでに開場10分前。取り急ぎロッカーに必要ない物を片付け、この日のために準備した、アニメイト某店で40%オフになっていた紫単色ペンライト(←企画組の皆さん周知お疲れ様です!)、チケット類のみで入場待機場所へ。
ちなみに、こちらがその時入手した先行予約特典のポストカード。3種類の中から『ピンポン玉に1〜3の番号を振って、箱から引いた番号に対応するカードをもらえる』という超アナログ抽選で1種類もらえる、という形でした。
←パターンNo.2『名前のない怪物』仕様となっております。
藍井エイルが4月にライブをやって完売できなかった場所が、EGOISTでは1日で完売した。という事実を裏付けるかの如く、人の多さに圧倒される。
17:00整理番号コール開始。ここから17:05に100番までいったんコールがかかったものの、機材最終チェックのために開場が遅延するとのアナウンス。まあ万が一のことがあったら困るから、チェックは入念にしないと。国内初ライブだし、多少はね?(2回目)
17:20に開場、コールは101から再開。私は500番台前半、入場は17:32頃。
ところで、この時間帯は随時100刻みで(自分が500台だったので500近辺まで)整理番号コールの速報ツイートを流していました。
ただ単に趣味でやってたんですが、リアルタイムで反響のリプライを数多くいただきました。かなりお役に立てたようで何よりです。この場を借りてお礼申し上げます。皆さんありがとうございました。
さてさて開場しても物販はあって一度は並んだんですがおそらく前の方でライブが見れない、と判断したため涙をのんでスルーし、いよいよ会場へ。(なおフラグの模様(後述))
いつもはバンドセットが並ぶようなステージには、一面(しかも一番前)にスクリーンが張ってあった。これまで経験したどのライブとも違う異様な光景。周りの参加者たちも、「何がどうなるんだ?」という戸惑いの声が多かったように思う。
18:10過ぎに鐘の音とともに突如暗転。いよいよ本編開始。
スクリーンには次のような文字が映し出される。いよいよ『夜宴』の始まりだ。
ここで暗転、再び語りが入り、Phase2に突入。MCではなく、いのり役の茅野の語りがMCの代わり、という構成だ。
しっとりした2曲『Euterpe』から『Planetes』。『Planetes』のモールス信号はああいう意味だったのか・・・と思わず泣きそうに。
ここで再び暗転し、とあるアニメの映像が流れる。『PHYCHO-PASS』のもの。キャラクターが一人映った瞬間割れんばかりの歓声が起こる。
そしてスクリーンに映し出される曲名は・・・
名 前 の な い 怪 物
もはやここからは鳥肌立ちまくり、この鳥肌は最後まで収まる気配は無かった。
サビラストのフレーズでいのりが手首を上げこちらに向かって「来いよ!」と手招きする姿が、「もっとテンション上げて来いよ!」という煽りに見えた私。
その煽りに応えるべく、しかしその煽り関係なく、否応なく盛り上がる私、そして会場。
さらに続いて『雨、キミを連れて』を投下!ここでchellyさんの肉声が入り、会場はさらにヒートアップ!
chelly「盛り上がってますか!!最後まで楽しんでってくださいね!」
ここでライトボリュームを上げずしていつ上げる!
スパートがかかる。知らない曲だ、これも知らない。でも楽しい。予習が足りなかったことを一瞬悔やむが、そんなことを悔やんでいる場合ではない。新しい曲を知れたという喜びの方が上回る。盛り上がりに任せ、体と心を震わせる。
10曲目『All Alone With You』を歌い終わったいのりは、光の泡とともに消えていく。
そしてオープニングで見た、次のような文字が映し出された
アンコール1曲目・・・『パープルオーシャン』のタイミングである。
再び流れるアニメの映像。もう作品は流れた瞬間に分かっているが・・・・『罪の王冠』というワードが発せられた瞬間に歓声、そう『ギルティクラウン』!当然会場は大歓声に包まれる。
ギルクラタイアップ曲は2曲ともまだ残っている、AFAインドネシア参加勢からの情報通りに国内ツアーもやるなら、あっちの曲は最後の最後にやることが確定、だとすれば来る曲はこの曲しかない・・・・・そうアンコール1曲目は『The Everlasting Guilty Crown』!!!
さてここで例の企画の考察であるが、それまで(本編)よりは明らかに、紫のサイリウムの数が―――おそらく有志が配布していたであろうサイリウムと思しき物で―――増えていた!
かなりの絶景になっていました。ただまあ、『UO厄介勢』はどこにでもいますよ、ああいうのはまあ成功率にはノーカウントでいいでしょう(暴言
引き続き『Lovery Icecream Princess Sweetie』・・・これ本当に国内初ライブか!?コール完璧ですやん!『手遅れ』もそうだけどさ!
ラストは1stシングル『Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜』で締め。「あなたには、大切な人がいますか?」という語り。
と、感動の中、ライブは終了した。
と不意に湧き起こる「もういっかい!!」コール。
俺「ファッ!?いや今のでいい締めだったじゃないですか・・・(困惑)」
というわけでまさかのダブルアンコール。スクリーンには三度いのりの姿が。
「EGOISTこと・・・chellyでーす!!!」
ここで『chellyとしての』登場であることがはっきりする。以降いのり=chellyのアバターと表記。
「今日喋ること、メモってきたんだ・・・」と言いながら、かなり緊張した感じが伝わる。会場からは「がんばれーっ!」という温かい声援。
このライブ初めてのMC、記憶から抜粋。
chelly「ひょっとして、元気ためて来たの?」
会場「そう!!」
chelly「まず、寝た。で、それから、寝た。そのあと、寝た。」
俺「(寝すぎィ!)」
そんなこんなでダブルアンコール、楽しいMCの時間も終わりに差し掛かり、chellyが「最後にもう1曲、今日やった曲の中から・・・」と発言。つまりは『最後の曲をリクエストで決める』、ということである。ただ集まっているのは2000人。ものすごく嫌な予感である。
chelly「せーの!」
全員「「「「「●×△○*@%&#%($%&!」」」」」
俺「あっ・・・(察し)」
chelly「聞こえなーい!」
俺「まあそう(みんなが聴きたい曲違う)なればそう(聞き取れなく)なるわな」
まあしかしながらなんとか歌う曲が決まって、コールされたのはアンコール1曲目『The Everlasting Guilty Crown』!
「じゃあスタッフさん準備お願いしまーす」
そしてアンコールの時とは違う衣装(ダブルアンコールの登場時にTシャツ??になっていた)で今宵2回目の『The Everlasting Guilty Crown』。
ダブルアンコールが終わり、chellyのアバターが退場した後、『Extra terrestrial Biological Entities』のインストに乗って、スタッフロールが流れる。1番のサビに入ったあたりで、どこからともなく歌い出す声。それは瞬く間に広がり、会場全体での合唱になっていった。これが、同じ歌姫の下に集う者たちの作り出す歌。これが、人の温もりなのかな。
イベンター2年目開幕戦となった今回のライブ。
それは、新たなる時代の始まりを感じさせるライブだった。
とうとう『3強体制』に終止符を打つ日が来たのだ。これからはEGOISTを加えた『四天王体制』がスタート。そしてサバイバルバトルの開幕。
ライブレポートの締めとして、当日深夜にTwitterでもつぶやいた言葉を、ここでも叫ぼう。
いつか再び、同じ場所で、同じ歌姫の下に集い、楽しめる日が来ることを信じて。
2014年8月23日。
この日はアニソン界、いや日本の音楽シーン全体において、新たなる時代の幕が開いた記念すべき日として、後世に語り継がれることだろう。
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Encore
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ライブ終了後、とりあえず物販へ急ぐ。
「すみません、物販は・・・」と問うた私に対してスタッフの宣告。
「あー、全商品完売となりました・・・」
「・・・やっぱり人気ですもんねー。最高のライブでした!!」とスタッフに言い残し、私は会場を後にした。
いいんだ。ライブが楽しかったんだ。最高だったんだ。だからそれでいいんだ。とツイートで強がってみる。
通販してくれないっすかね・・・ダメですか?
あと、イベント終了後は『GROOVE COASTER』をやるのがお約束のようになってきましたが今回はしんどかったのでやめとしました。まあ翌日もイベントあるし。