SkyBeaters! 2013年シーズン総評

曲別総合 アーティスト別総合 名義別総合

曲別総合優勝:LiSA『best day, best way』 28,126pts.
曲別最長不倒:LiSA『best day, best way』 38週(パーフェクト)
曲別最多勝:藍井エイル『コバルト・スカイ』、LiSA『träumerei』 8勝
歌手別総合優勝:LiSA 121,025pts.
歌手別最多登場:藍井エイル 延べ176週
歌手別最多投入曲数:nagi a.k.a.ガゼル(やなぎなぎ) 22曲 ※シーズン新記録
歌手別最多勝:LiSA 15勝 ※シーズン記録タイ
年間総評
 2年2か月ぶりにチャートの集計が再開された2013年。
 今年は、シーズン38週のうち28週でLiSAか藍井エイルが首位に立つなど、年間を通してLiSAと藍井エイルの『2強時代』が印象付けられた1年だった。
 特にLiSAは『楽曲違い3冠』を達成。しかしながら2010年に3冠までは確保したものの、川田まみ(最多投入)に阻まれた『歌手別4冠制覇』の夢は来年以降へ持ち越しとなった。
 さらにはnagiことやなぎなぎ、ClariSなどといった新興勢力も徐々に力を伸ばしてきた印象。
 また、Sound -R-やAsriel、岸田教団など、同人歌手の活躍も強く印象付けられた1年だった。
 唯一の難点は新人歌手不足。今年は岡本菜摘の他に目立った新人が(チャート上では)いなかった。(まあチャート自体2年ぶりなのでチャート上では藍井エイルも新顔なのだが)
 なお今回の年間チャートは、2013年3月17日付から12月1日付までの38週の成績で算出された。
部門別総評:楽曲別総合
 LiSA『best day, best way』が上半期3位からの逆転で優勝。LiSAは2010年にGirls Dead Monsterで達成できなかった曲別総合優勝を達成した。
 優勝スコアは28126ポイント、2010年の自身の『Thousand Enemies』の記録を更新中である。LiSAはこのほかに3位に『crossing field』、7位に『träumerei』と、TOP10内に3曲をエントリーさせた。
 年間チャートをアニソン歌手が制するのは2010年に続き2シーズン連続(2011年、2012年は集計なし)。また、ノンタイアップの楽曲が年間チャートを制するのは2006年のチャート開始以来初めて。なお、2009年シーズンから3シーズン連続で優勝スコアが3万ポイントに届かなかった。
 2位は藍井エイル『アヴァロン・ブルー』は、惜しくもLiSAと並んでのパーフェクト達成とはならなかったが、エントリー初年度にして堂々の25000ポイントオーバーを記録した。藍井エイルはこのほか5位に『コバルト・スカイ』、6位に『閃光前夜』の3曲をエントリーさせた。
 4位のSadie『METEOR』はV系初の年間TOP10入り。32週連続チャートインというV系記録を樹立した。
 最多勝を獲得し、7位につけたLiSA『träumerei』までが2万ポイントオーバーだった。
 年間TOP10圏内にはLiSAと藍井エイルが3曲ずつ。その藍井エイルの他に、Sadie、sweet ARMS、nagi a.k.a.ガゼル、UVERworldが初の年間TOP10入りを果たしている。
 同人歌手部門ではボカロ勢初の1位を記録したIA『クラウドライダー』が年間16位でトップ。現在も上位チャートイン中のSound -R-『FOR THE FUTURE -Best friend-』は1000ポイント届かず18位。
 今年デビューした新人歌手では岡本菜摘『-Mirage-』が25位でトップだった。
部門別総評:楽曲別最長不倒
 LiSA『best day, best way』が集計38週すべて登場のパーフェクトを達成しての最長不倒達成。
 パーフェクト達成は2008年のSuperfly『愛をこめて花束を』、絢香『手をつなごう』(52週TOP100パーフェクト)以来3シーズンぶり。
 2位は藍井エイル『アヴァロン・ブルー』で初回からの34週連続。累計は36週登場。2008年以来の2曲同時パーフェクト達成はならなかった。
 3位はSadie『METEOR』と藍井エイル『閃光前夜』が32週連続で並んだ。Sadieの32週連続は、前述の通り(連続登場・累計登場両方で)V系記録。
部門別総評:楽曲別最多勝
 LiSA『träumerei』が2回の返り咲きで計8勝、藍井エイル『コバルト・スカイ』が今シーズントップの7週連続1位を含む計8勝をそれぞれ記録して最多勝を同時受賞。
 LiSAはこの部門を2シーズン連続で制覇。また、楽曲は違うものの、LiSAは楽曲別3冠を達成した。
 藍井エイルは初の受賞。(※ 藍井エイル自体が2011年デビューで、2010年のチャート休止前にはデビューしていなかった)
 3位にはLiSA『crossing field』、藍井エイル『アヴァロン・ブルー』、現在継続中の岸田教団 & THE 明星ロケッツ『ストライク・ザ・ブラッド』が5勝で並んだ。
部門別総評:歌手別総合
 終盤にアルバム『LANDSPACE』の発売で猛チャージをかけたLiSAが、藍井エイルを最終週で逆転し2シーズン連続の歌手別優勝を果たした。LiSAは曲別と歌手別両方ともで優勝となった。
 累計総得点は214,191pts、延べ登場週数は300週となり、当チャート6組目の『20万点オーバー』『300週登場』を達成。歴代歌手別6位となり、川田まみを抜いてアニソン歌手歴代最高得点歌手となった。
 2位の藍井エイルは序盤からのリードを最後の最後で吐き出し、『参入初年度』での歌手別優勝を逃した。最新シングル『シリウス』の低評価が最後の最後に大きく響いた結果となってしまった。
 しかしながら参入初年度での『10万点オーバー』を達成。
 3位はガゼルことnagiことやなぎなぎ。10月末のライブによる評価大幅アップ、アルバム全曲を含む17曲同時チャートインなどで大きく迫った。歴代総得点は史上8組目の『15万点オーバー』を達成。
 今シーズンの結果で水樹奈々が、2014年に無期限の活動休止に入る中島愛を追い抜いて、声優勢の歴代獲得得点でトップに躍り出た。
 前述のLiSA、藍井エイル、nagi、水樹奈々の他に、2013年6月に解散したFUNKY MONKEY BABYS、春に引退したMELLの6組が今シーズンに『10万点オーバー』を達成した。
部門別総評:歌手別最多登場週数
 藍井エイルが延べ176週登場で後続を振り切って最多登場達成。実働パーフェクトこそならなかったが何とか部門賞は確保した。
 2位はLiSA。フルエントリー楽曲もあったが、9週届かなかった。
 3位は終盤にスパートをかけたnagiことやなぎなぎ。ここまでが3桁登場。
部門別総評:歌手別最多投入曲数
 終盤にアルバム『エウアル』からの全曲チャートインでスパートをかけたnagiことやなぎなぎが22曲エントリーで初受賞。最終週に『アクアテラリウム』のc/wを2曲エントリーさせて後続を振り切った。
 なお、やなぎなぎの22曲は2008年シーズンにYUIが記録した21曲エントリーを抜いて、シーズン新記録達成。
 2位は藍井エイル。こちらも最終週に来年発売の楽曲2曲を登場させたが及ばなかった。しかしながら20曲の大台に乗せた。
 3位はLiSA。アルバム『LANDSPACE』からの全曲を含む19曲登場。今年発表した15曲すべてをチャートインさせた。
部門別総評:歌手別最多勝
 『träumerei』が曲別最多勝を達成したLiSAが合計15勝を記録し2シーズン連続の歌手別最多勝。シーズン15勝は2008シーズンのYUIに並ぶシーズン記録タイ。
 藍井エイルが13勝でLiSAに次いで2位。なお複数歌手が同一シーズンに2桁勝利を達成したのは史上初。

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