SkyBeaters! 2014年シーズン総評

曲別総合 アーティスト別総合 名義別総合

曲別総合優勝:LiSA『Rising Hope』 34,040pts.
曲別最長不倒:やなぎなぎ『三つ葉の結びめ』 41週
曲別最多勝:LiSA『Rising Hope』 14勝 ※新記録
歌手別総合優勝:やなぎなぎ 222,672pts.
歌手別最多登場:やなぎなぎ 延べ311週
歌手別最多投入曲数:藍井エイル 33曲 ※シーズン新記録
歌手別最多勝:LiSA 15勝 ※シーズン記録タイ
年間総評
 今シーズンは『連続TOP10入り記録』『連続TOP20入り記録』『曲別通算首位獲得記録』『レーベル8年ぶりの1位』など数多くの記録が生まれた。
 特に、楽曲別総合優勝のLiSA『Rising Hope』は初登場から40週連続TOP10入り、首位14回(ともに新記録・シーズン集計期間内)などで他を圧倒した。
 また史上初めて複数の『2桁勝利楽曲』が誕生するなど首位獲得作品は12曲と、昨年(全38週)より1曲増にとどまった。
 歌手別総合ではやなぎなぎが初エントリーから4シーズン目・6年目にして初の総合優勝を達成。藍井エイルはまたしても優勝に届かなかった。
 なお今回の年間チャートは、2013年12月8日付から2014年11月30日付までの52週の成績で算出された。
部門別総評:楽曲別総合
 LiSA『Rising Hope』が計14勝を積み上げ、上半期9位からの逆転で優勝。集計期間内40週連続エントリーはすべてTOP10入り、7年半ぶりに連続TOP10入り記録を更新するなどの大活躍、終わってみれば2位に2000ポイント差をつけての優勝だった。
 LiSAは曲別総合2連覇を達成した。曲別総合優勝を2度獲得・連覇ともに史上初。
 LiSAは今年もTOP10内に3曲をエントリー。『Rising Hope』以外の2曲は、前年3位だった『crossing field』が今年も8位に、前年7位だった『träumerei』は今年4位につけ、2年連続の年間TOP10入りとなった。同一楽曲が2シーズン連続で年間TOP10にチャートインしたのは史上初。
 年間チャートをアニソン歌手が制するのは2010年に続き3シーズン連続(2011年、2012年は集計なし)。優勝スコアは34040ポイントとなり、優勝スコアの3万ポイントオーバーは2008年シーズン以来4シーズンぶり。
 
 2位は藍井エイル『サンビカ』、シーズン序盤の10連勝で上半期総合1位を獲得したが、怒涛の追い上げの前には及ばなかった。
 3位はやなぎなぎ『三つ葉の結びめ』。今シーズントップの41週連続チャートインを達成し一時総合首位に立ったもののほんの一瞬だった。ここまでが3万ポイントオーバー。なおやなぎなぎは5位に『トコハナ』、6位に越年曲の『アクアテラリウム』と年間TOP10にこちらも3曲をエントリーさせた。
 7位に入った岸田教団&THE明星ロケッツ『ストライク・ザ・ブラッド』は越年曲ながらも集計期間内で30週を積み上げ自身初の年間TOP10入り。
 9位のfhána『divine intervention』までが2万ポイントオーバー。3週連続3位を含む28週エントリー、初のエントリー曲ながら見事年間総合TOP10入りを決めた。
 10位はAsriel『The Sphere of Ragnarok』。同人活動の集大成となるCD BOX収録の『再メジャーデビュー曲』ともいえるだろう新曲。未勝利ながらも8週連続2位(未勝利曲の2位連続記録更新)、24週エントリーで自身初の年間総合TOP10に滑り込み。
 
 前述の通り、年間TOP10圏内にはLiSAとやなぎなぎが3曲ずつ。また、岸田教団、fhána、Asrielが初の年間TOP10入りを果たしている。
 同人歌手部門ではALVINEの歌姫KEiNAの『B-Connected』がTOP10にあと一歩まで迫る総合12位をマークして堂々のトップ。なおKEiNAは同人歌手部門4位までを独占している。
 今年デビューした新人歌手ではGARNiDELiA『grilletto』が17位でトップだった。
 男性歌手のトップはONE OK ROCK『Mighty Long Fall』で総合34位だった。今年は年間総合TOP100にエントリーした男性歌手楽曲はわずか7曲だった。
部門別総評:楽曲別最長不倒
 やなぎなぎ『三つ葉の結びめ』が41週連続チャートインで最長不倒達成。2位を考えればまさにギリギリの部門賞確保。
 一時年間得点トップにいたのでこれがあと数週続けば・・・といったところ。
 2位はLiSA『Rising Hope』の期間内40週連続。この40週はすべてTOP10入りであり、連続TOP10入りチャート記録を7年半ぶりに更新した。
 3位はLiSA『träumerei』の期間内38週連続。昨シーズンから63週連続チャートインは連続チャートイン歴代3位の記録。また62週連続TOP20は従来の連続TOP20入り記録を20週以上更新するチャート記録。
部門別総評:楽曲別最多勝
 LiSA『Rising Hope』が8連勝+1勝+5連勝と2回の返り咲きで、チャート記録を更新する計14勝を記録して最多勝。なおLiSAはこの部門を3シーズン連続(2010, 2013, 2014)で制覇。
 2位は藍井エイル『サンビカ』とやなぎなぎ『トコハナ』が10勝で並んだ。藍井エイル『サンビカ』は今シーズン連勝数単独トップの10連勝。
 なお2桁勝利曲が複数曲出たのは史上初。
部門別総評:歌手別総合
 シーズン序盤からポイントをコンスタントに積み上げたやなぎなぎが、supercell時代も含め初の歌手別総合優勝を達成した。
 野外ライブ『color palette』があった第39節(8月31日付・#302)で藍井エイルを一気に逆転し、そのまま逃げ切った。
 2位は2シーズン連続で藍井エイル。一時後続に4万点以上あった差をひっくり返された。10月のスペシャルライブ『IGNITE CONNECTION』終了後の怒涛の追い上げで、ライブ直前に37,046ポイントあった差を1394ポイントまで縮めたが、追い上げはわずかに届かず。悲願の歌手別総合優勝はまたしても夢と消えた。
 3位はLiSA。3シーズン連続の優勝とはならなかった。ここまでが10万ポイントオーバー。なお通算では史上2組目となる40万ポイント突破で歴代2位に浮上した。
 アリス☆クララとしての活動を終了したClariSが5位。なおカレン加入後は『ClariS 2.0』として別集計となる。
 今年デビューした新人歌手のトップはGARNiDELiAで7位。ボーカルMARiAのソロトータルも14位に入っている。
 ALVINEの歌姫KEiNAが5万点オーバーで8位に。同人歌手の歌手別TOP10入りは2009年のsupercell feat.初音ミク以来5年ぶり、3シーズンぶりとなる。
 10位には声優勢トップの喜多村英梨が入った。
部門別総評:歌手別最多登場週数
 やなぎなぎが延べ311週登場でこの部門も制覇。
 2位は藍井エイル。終盤のスパートでトップまであと1週に迫ったがこちらもあと一歩届かなかった。
 3位はLiSA。曲数自体は上位2組に比べ少なかったものの、ロングヒット曲が多く延べ264週を積み上げた。
 以下、136週で4位にchelly、101週で5位にアリス☆クララ。今シーズンの3桁登場はこの5組だった。
部門別総評:歌手別最多投入曲数
 藍井エイルがアルバム『AUBE』の発売もあり通算33曲エントリー、昨年のやなぎなぎの記録(22曲)を大幅に更新するシーズン最多記録で最多投入。今年も何とか部門賞を確保するにとどまった。
 2位はやなぎなぎ。ライブ効果もあり昨年の自身の記録をさらに上回る32曲をエントリーさせたが、部門賞受賞とはならなかった。
 3位はLiSAで25曲。こちらもライブで披露された楽曲が多数エントリーした。
 昨年2013シーズンでやなぎなぎが記録したシーズン記録(22曲)を上位3組が上回ることとなった。
部門別総評:歌手別最多勝
 『Rising Hope』が曲別最多勝を達成したLiSAがトータル15勝を記録し3シーズン連続の歌手別最多勝。シーズン15勝は2008シーズンのYUI、2013シーズンの自身の記録に並ぶシーズン記録タイ。『15勝の壁』はまたしても越えられなかった。
 『トコハナ』が計10勝を達成したやなぎなぎがトータル14勝で2位、『サンビカ』で自身初・連勝数シーズントップの10連勝を達成した藍井エイルがトータル11勝で3位。上位3人で52週の4分の3以上を占める40週を記録した。

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