SkyBeaters! 2015年シーズン総評

曲別総合 アーティスト別総合 名義別総合

曲別総合優勝:やなぎなぎ『Sweet Track』 28,974pts.
曲別最長不倒:やなぎなぎ『Sweet Track』『トコハナ』藍井エイル『ラピスラズリ』 38週
曲別最多勝:やなぎなぎ『Sweet Track』 10勝
歌手別総合優勝:やなぎなぎ 220,492pts.
歌手別最多登場:やなぎなぎ 延べ333週
歌手別最多投入曲数:やなぎなぎ 33曲 ※シーズン記録タイ
歌手別最多勝:藍井エイル 15勝 ※シーズン記録タイ
年間総評
 今シーズンは管理人のライブ参戦急増もあり、全体的に急浮上・再登場が目立つチャートとなった。
 また、シーズン中盤では管理人多忙による全体的な音源聴き込み不足もあり、史上空前の低ボーダーでのチャートが続いた。
 首位獲得作品は頻繁な入れ替わりがあったこともあり、越年含めて18曲。昨年より6曲の大幅増。
 
 楽曲別総合ではやなぎなぎが初エントリーから5シーズン目・7年目にして初の総合優勝を達成。藍井エイルはまたしても優勝に届かなかったが、史上2人目となる年間TOP3ダブルを達成するなど爪痕を残した。
 歌手別総合ではやなぎなぎが2年連続の総合優勝。アルバムが好調だったGARNiDELiA、fhánaが大躍進を遂げるなど、新世代歌手の台頭も目立つチャートとなった。
 部門賞は上記の通り全7タイトルをやなぎなぎと藍井エイルで分け合うこととなり、2015年はまさにこの2人の時代だったことを象徴する結果となった。特にやなぎなぎは悲願の楽曲別総合優勝を達成するなど7部門中6部門までを制覇し、史上初の『7冠完全制覇』にあと一歩まで迫ったものの、偉業達成は夢と消えた。
 なお今回の年間チャートは、2014年12月7日付から2015年11月29日付までの52週の成績で算出された。
部門別総評:楽曲別総合  やなぎなぎ悲願の初優勝、藍井エイル史上2人目のTOP3ダブルで爪痕を残す
 やなぎなぎ『Sweet Track』がシーズン終盤の再登場2週で何とか逃げ切りで年間総合優勝、さらに曲別3冠も達成。
 開幕週に初登場して以降順調にポイントを積み上げ、登場12週目の2月22日付(#327)で首位に立つとそこから7連勝を含む9勝。38週連続TOP50入りの後一旦チャート圏外に落ちるも、スペシャルライブ『color palette』での効果を大きく加算して第46節:10月18日付(#361)で再登場で首位獲得。再登場の翌々週にはチャートから姿を消すもシーズン唯一のトータル40週の大台到達、結果的には再登場の2週が大きくものを言い、後続の追い上げを振り切った。
 やなぎなぎは初の曲別総合優勝。初投入の2009年『君の知らない物語』から実に5シーズン/7年目にして悲願の戴冠となった。
 やなぎなぎは昨年に続き今年もTOP10内に3曲をエントリー。『Sweet Track』以外の2曲は、前年5位だった『トコハナ』が1つ順位を上げて4位。ポイントはほぼ半分にばらけてしまったが、歴代総合チャートでは1位となっている。また、今年6月に(Billboard JAPAN Hot100で6年ぶりのTOP10入りを記録し、世間的には)自身最大のヒットとなった『春擬き』が6位につけた。
 年間チャートをアニソン歌手が制するのは2010年以来4シーズン連続(2011年、2012年は集計なし)。優勝スコアは28,974ポイントで、優勝スコアは2シーズンぶりに3万ポイントに届かなかった。
 
 2位は藍井エイル『ラピスラズリ』。第15節:3月15日付(#330)から積み上げた38週は最長不倒。リリイベ、ツアー、武道館ライブと様々な場所で耳にした楽曲であったが、惜しくもシーズン優勝には手が届かなかった。首位との差は662ポイントであったのであと1週あれば・・・というところ。悲願の優勝は来年以降に持ち越し。
 3位も藍井エイル『シンシアの光』。今年は年間TOP3に2曲をエントリーさせたものの優勝ならず。TOP3に2曲をエントリーさせたのは2009年シーズンの川田まみ(2位『masterpiece』→3位『L'Oiseau bleu』の順列、優勝は榎本くるみ『冒険彗星』)以来、6年・4シーズンぶり史上2度目。
 5位はGARNiDELiA『BLAZING』。昨年9月末の初登場だったためポイントがばらける形となってしまったが、この集計期間内でも29週を積み上げ、見事自身初の年間TOP10入りを決めた。
 7位はAKINO『海色』。最高位は登場8週目の第13節:3月1日付(#328)での13位と、週間TOP10入りは無かったものの、33週連続TOP50を含むトータル35週を積み上げ見事自身初となる年間TOP10入り。レギュラーチャートTOP10入り無しでの年間TOP10入りは2010年総合4位のLia『My Soul, Your Beats!』(最高位は12位3回)以来5年ぶり/3シーズンぶりとなる。
 8位は昨年の優勝曲であるLiSA『Rising Hope』。1月の武道館ライブ2DAYS後に返り咲きで2週連続1位を達成、連続TOP10入りは最終的に51週まで伸び、見事2年連続の年間TOP10入りを決めた。
 9位はfhánaの『Outside of Melancholy』。第10節:2月8日付(#325)に7年半ぶり史上2度目の初登場1位を記録するなどで27週登場。fhánaは2年連続の年間TOP10入り。
 10位は綾野ましろのメジャーデビュー曲『ideal white』。下半期に入ってからライブ効果でポイントを伸ばし、第51節:11月22日付(#366)では初登場から実に61週目にして首位を記録するなどで自身初の年間TOP10入りを滑り込みで決めた形となった。
 
 前述の通り、年間TOP10圏内にはやなぎなぎが3曲、藍井エイルが2曲。また、AKINO、綾野ましろが初の年間TOP10入りを果たしている。
 声優部門のトップはsweet ARMS『Invisible Date』で総合42位。第41節:9月13日付(#356)に声優勢5年ぶりとなる1位を獲得するなど活躍した。次点はTrySail『コバルト』で総合62位。
 同人歌手部門は審議中。※Asrielの扱いについて審議
 今年デビューした新人歌手のトップは西沢幸奏『吹雪』で総合61位。今年は昨年に比べ新人歌手が不作だった気がする。
 アイドル系では総合96位に乃木坂46『命は美しい』が入り、AKB系では初となる総合TOP100入りを果たした。
 男性歌手のトップはUVERworld『僕の言葉ではない これは僕達の言葉』で総合57位。今年は年間総合TOP100にエントリーした男性歌手楽曲は、昨年よりさらに少ないわずか4曲にとどまった。
部門別総評:楽曲別最長不倒  38週で3曲が並ぶ
 以下の3曲が期間内38週連続チャートインとなり、並んで部門賞を獲得。
 やなぎなぎ『Sweet Track』は開幕節の2014年12月7日付で初登場からの38週連続チャートイン。
 やなぎなぎ『トコハナ』も開幕節から38週連続。初登場の2014年4月13日付から72週連続チャートインは連続チャートインSkyBeaters!最長記録で歴代3位の記録となる。
 藍井エイル『ラピスラズリ』は3月15日付から最終週までの期間内38週連続。
 4位は藍井エイル『シンシアの光』の期間内36週連続、5位はAKINO『海色』の33週連続、6位はやなぎなぎ『春擬き』の31週連続。集計期間内で30週以上連続チャートインを達成したのは以上の6曲。
部門別総評:楽曲別最多勝  2年連続の2桁曲誕生
 やなぎなぎ『Sweet Track』が7連勝+2連勝、さらに10月のスペシャルライブ直後に1勝を積み上げトータル10勝を記録して最多勝。2月22日付〜4月5日付にかけての7連勝は今シーズンの連勝数単独トップ。また、やなぎなぎの楽曲別最多勝受賞は自身初。
 2位は藍井エイル『ラピスラズリ』の8勝。5月パーフェクトでの5連勝、さらにアルバム発売後7月12日付からさらに3連勝。
 3位も藍井エイル『シンシアの光』で7勝。『ラピスラズリ』と入れ替わりでの首位が2回、計3回返り咲きを達成した。
 今シーズンは越年含め18曲が1位に立ったこともあり、5勝以上を挙げたのはこの3曲だけだった。
部門別総評:歌手別総合  やなぎなぎV2達成、ガルニデ・fhána・Aimerなど新星躍進
 シーズン序盤からアルバム『ポリオミノ』の発売で先行逃げ切り体制を取ったやなぎなぎがそのまま逃げ切り。2年連続となる歌手別総合優勝を達成した。スコア自体は昨年より2000ポイントほど下回ったがそれでも2年連続の20万ポイントオーバーはさすがと言えよう。
 年内にアルバムを2枚リリースするなど精力的な活動をしたGARNiDELiAが前年9位から大躍進の2位。
 2シーズン連続で2位だった藍井エイルは今年3位。楽曲総合2位と3位に入るなど大ヒットは多くあったものの、アルバム『D'AZUR』収録の楽曲が(ライブ未披露もかなりあるせいで)思ったほど伸びず。結果的にGARNiDELiAに逆転を許し3位。悲願の歌手別総合優勝はまたしても夢と消えたが3年連続の歌手別TOP3入り。
 4位はLiSA。2010年以来3シーズン連続のTOP3からついに陥落。
 5位はアルバムが好評だったfhána。ここまでが10万ポイントオーバー。
 下半期怒涛のライブ攻勢で畳みかけた綾野ましろがこれまで発表した全12曲すべてを送り込んで6位、アルバムが好調だった鈴木このみが8位、今年初投入で初勝利を挙げたAimerが大健闘の9位に入りそれぞれ自身初の歌手別TOP10入り。
 そして、今年惜しまれつつも解散したAsrielが10位に。Asrielは4位('13)→6位('14)→10位('15)と3年連続のTOP10入りとなり、ラストイヤーに花を添えた。『シーズン未勝利歌手』に限れば2年ぶりのトップ。今シーズンの最高位は2位、最後まで勝利には手が届かなかった・・・・・・。
 
 今年デビューした新人歌手のトップはChu's day.で18位。メジャーデビューに限ればShiggy Jr.で26位。
 声優勢トップはsweet ARMSが総合17位。同人歌手部門トップはALVINEのKEiNAで23位。KEiNAは2年連続の同人歌手部門歌手別優勝。
部門別総評:歌手別最多登場週数  2年連続の自己新、300週オーバー
 やなぎなぎが延べ333週登場でこの部門も制覇。昨年の自己記録をさらに20週以上更新して2年連続制覇となった。
 2位は2枚のアルバムで大きく週数を稼いだGARNiDELiA。250週という数字は昨年の3倍以上。
 3位は藍井エイル。ロングヒットや終盤のスパートなどでコンスタントに241週を積み上げた。
 4位はLiSA。今年頭の武道館ライブやアルバムなどでスパートをかけたが下半期に息切れ。それでも205週積み上げたのは立派であろう。
 以下、5位には初のアルバムで大躍進を遂げたfhánaが167週、6位に綾野ましろが127週、1週差の126週で7位にchelly、119週で8位に鈴木このみ。今シーズンの3桁登場は8組と、昨年より3組増えた。
部門別総評:歌手別最多投入曲数  優勝ライン30曲オーバーの大激戦。
 やなぎなぎが10月のスペシャルライブ3公演による大量エントリーもあって33曲エントリー。昨年の藍井エイルのシーズン最多記録に並ぶスコアで最多投入を獲得。やなぎなぎの最多投入は2年ぶり2回目。
 2位はGARNiDELiA。2枚のアルバム発売などで32曲をエントリーさせたが、惜しくも部門賞受賞とはならなかった。
 3位はLiSAで27曲、4位は藍井エイルで26曲、5位はchellyで20曲。この3組はいずれもライブで披露された楽曲が多数エントリーした。
 以下、fhánaが18曲、鈴木このみが17曲、Aimerが13曲、綾野ましろがリリース全楽曲となる12曲。2桁登場は以上の9組。
部門別総評:歌手別最多勝  未だ破られぬ『15勝の壁』
 藍井エイルがトータル15勝を記録して自身初の歌手別最多勝。『ラピスラズリ』が8勝、『シンシアの光』が7勝と、今年春に発表した2曲がシーズンを通して活躍した。シーズン15勝は2008シーズンのYUI、2013・2014シーズンのLiSAの記録に並ぶシーズン記録タイ。『15勝の壁』はまたしても越えられなかった(いつもの定型句ですね分かります)。
 2位はやなぎなぎ。連勝数シーズントップ(7連勝)を記録した『Sweet Track』の計10勝などを含むトータル14勝を挙げたものの、シーズン最終盤の他歌手の追い上げに『7冠完全制覇』はまたしても夢と消えた。
 3位はGARNiDELiA、綾野ましろ、chellyが4勝で並んだ。綾野ましろ以外は越年曲がある。
 以下、初登場1位を2回記録したfhánaが3勝、初投入曲で勝利を挙げたAimerが2勝。3シーズン連続で最多勝だったLiSAは今シーズン元気なく2勝止まり。鈴木このみ、Kalafina、岸田教団&THE明星ロケッツ、sweet ARMSが1勝。声優勢は2010年のsphere以来3シーズン、5年ぶりの勝利を挙げた。

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